Australia から哀を込めて

真面目が日本を脱出し堅物脱却を目論む話

微笑みの国

ちょっと家のことでお腹いっぱいになってきたので、学校の友達の話を。

 

 

 

私の学校はラッキーなことの日本人が少なかった。

なぜラッキーかと言うと、日本人だけに限らすどこの国もどうしても同じ国同士でかたまってしまって、結果あんまり英語を話さない状況に陥りやすいのだ。

気兼ねなく話したいことを話して憂さ晴らしは必要だし異国での情報共有はとても役に立つし、心地よい。

だが、だ。心地良すぎてしまって英語を話す機会が減ってしまうのだ。

 

 

 

 

私の学校にはたくさんのタイ人とコロンビア人がいた。

あまり英語力の良くないクラスだと、生徒の質もうーんと言う感じだ。

クラス中に電話をかけ出したり母国語で話し出したり、ずっと携帯いじってたり。

先生も微妙だった…一緒に脱線したまま本線に帰ってこない感じで。

ただクラスが一つでも上がるとやはりクラスの雰囲気もガラリと変わった。

 

 

 

この新しいクラスで私はたくさん友達ができた。そのうちの多くがタイ人だった。

(と言っても、実は彼らとは前のクラスでも一緒だったのだけど、あんまり喋る機会がなかった。)

私にとってタイ人と知り合うのはオーストラリアが初めての場所だった。

出会うまで知らなかったが(これは私の無知さというかなんというかだけど)、タイ人と聞いて私が想像していたのはちょっと小麦色肌の目がクリっと大きくて丸顔っぽい濃いめの顔を想像していたが、タイには中国系移民のタイ人も多いらしく、肌の色や顔つきが日本人や韓国人みたいにちょっと薄めの人も結構多いって事を知って驚きだった。

ただ、メイクをするとタイ人だなってわかるけどね。

私が出会ったほぼ99%のタイ人が男女関係なくとても親切で人懐っこくてユーモアがあってそして何より心がめちゃくちゃ温かい。そして親日家も多い。

私がホームステイ先で悩んでいた時に、まだそんなに仲良くなっていない(何なら初めましての日くらいだったし、その子ははじめ他の子と話していた。)のに、「私の家、一部屋空くからそのホームステイ先よりも全然安いし窓あるから良かったら引っ越してきなよ」と誘ってくれたり、

放課後に彼らのシェアハウスにに招待され、食事を振舞ってもらったり、オススメのタイレストランに連れて行ってもらったり、一緒に卓球したりプールに行ったりBBQしたり映画観に行ったり。

なんか高校生や大学生に戻ったような気分だった。(やってる事全部健全だしね)

家での不安も彼らといると忘れられた。

 

 

いっつもニコニコしている彼らの国は微笑みの国と呼ばれているらしい。

本当に納得だ。

私のいつか行ってみたい国の上位の一つになった。

(そして念願叶って去年ついに行ってきた!タイもタイ人もタイ料理も大好き)

 

 

 

 

 

ちなみにこの頃の私のFacebookのタイムラインは一時あの解読が難解なタイ語ばかりだったのは言うまでもない。

 

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